乳がんになったら乳房切除や乳頭切除になる可能性があります。
今回は乳頭を切除した後の再建について書かせていただきます。
乳がんと戦った後にまだやることが…。もうへとへと。
そうなんです!まだ選択が残っているのです…!
私の場合は乳房切除の際に乳頭も切除しました。
乳頭を取るので丸い穴が開いちゃいます。
私の場合は自分自身の太ももから脂肪を移植して乳房再建を行ったので太ももの皮膚で穴埋めをしました。
何が一般的なのかは分かりませんが、私の場合は形成外科の先生から事前に説明を受けて納得して施術していただきました。
ですので術後の乳頭付近は丸い縫い跡がついた平べったい形になりました。
パッと見はもちろん不自然!
旅館の大浴場などに入ると視線を感じまくります。
なぜ、私は乳頭再建を決めたかというと…
再建をフルコースで最後まで体験をしたかったこと、毎年一緒に旅館に泊まる姪っ子たちに乳がんになっても再建出来るんだよってところを見せたいという気持ちから乳頭も再建することにしました。
再建ってまた手術でしょ?嫌だなー。手術の方法を検索するとなんか星形に切るとか訳わかんないこと書いてあるし、怖い!しかも今度は部分麻酔っぽいし・・・。
と私も思っていました。
実際どうだったのか、記載していきますね。
乳頭再建の方法には2種類ある
●反対側の乳頭を移植する方法
切除していない側の乳頭を一部切除して採取し、乳頭切除した側に移植する方法です。
健側の乳頭に十分な大きさがある場合に行うことができるようです。
●皮膚を持ち上げて形成する方法
切除した側の乳頭周辺の皮膚に切り込みを入れてはがし、立体的に縫い合わせる方法です。
切除していない側の乳頭に採取するだけの大きさがない場合や、今後に授乳を考えている場合などに行います。
私が行った手術はコチラです!
実際の手術の感想は…
怖かった!!
こんな普通の格好でできるの!?
そのまま帰っていいのーーー!?
でした。
術着に着替えるのかなと思っていたのでジーパンを履いて行ってしまったのです。
しかもちょっとスキニー。
もっとリラックスできるゆったりめのボトムスを履いていけば良かった…
手術自体は1〜2時間以内に終わります。
部分麻酔も打ってくださるので痛いとかはないんですが、目の前に布かけられるんですよね。
よくテレビドラマとかでも見る青っぽい布。
患部だけ出すやつ。
本当に目の前に布だったし、患部が顔から近いし、想像力が爆発してしまい、切ったり縫ったりしてることを想像したら息が荒くなってしまい…。
幸い私の場合は先生が気づいてくれました。
少し布を高くし、視界を広げてくれたのでなんとか落ち着くことができました。
手術してる間は痛みは全く感じないので基本的には大丈夫です!
緊張しがちな方は手術が終わったらどこでご飯食べようかなーとか今度旅行ここ行きたいなーとか楽しいことを想像しましょう。
後はちゃんと伝えれば対応してくださると思いますので『伝えること』大事です!
手術が終わったらその後の説明を受けて解散!
ガンの手術の時との落差すごいです。
1週間以上入院してあんなに動きを制限されたのに今回はこんなに簡単に帰っちゃっていいの?
という気持ちでした。
いいんです!
帰ったら先生の指示に従って患部を大事に、気をつけて過ごしましょう。
乳輪の再建方法も2つ!
●色の濃い皮膚を移植する方法
乳輪の色に近い、色の濃い皮膚を採取して移植する方法です。
切除していない方の乳輪は小さくて採取できない場合が多いため、太ももの付け根辺りの皮膚を使用することが一般的だそうです。
●刺青(タトゥー)で着色する方法
刺青を使った方法では、何年か経つと徐々に色が薄くなり左右のバランスが悪くなるので、再着色が必要になることがあるそうです。
そして健康保険適用外なので大体10〜20万かかることが多いそうです。
私の場合は手術を行ってくれた医師が別の乳房再建専門のクリニックに出向き、そこで医療刺青をしてくれるとのことでした。
費用はいくらくらいなの?
約8万円です!
ただ半年間のうちに色が著しく落ちるようなら追加の施術を5千円で行ってくれるとのことでした。
実際にやってみた感想は…
先生と世間話してたら終わりました!
面白かったのは反対側の乳輪の色に合わせて色の調整をしていたところです。
場所に合わせて違う色も調整してくれていました。
とってもありがたいですよね。
詳しくはまた書きます!
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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